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院長よりみなさまへ

こころとからだに寄り添う医療をめざして

平成扇病院 院長 矢野 諭

平成扇病院は『こころとからだに寄り添う医療』を理念に、精神科病床と内科病床を併せ持つ病院として、2016年4月に開院しました。その後開院5年目に地域のニーズに対応して、「慢性期医療」を提供する病院として、120床の病床を医療療養病床(60床)と回復期リハビリテーション病棟(60床)に再編成しました。
多くの慢性疾患を抱える老齢期の患者が医療の中心となった超高齢社会の日本では、従来の“治す”一辺倒の「病院完結型」医療から、地域全体で“治し・支える”「地域完結型」医療への転換が求められてきました。重症の急性期疾患に最先端の高度な医療が提供され救命されたとしても、病気はしばしば「生活」に大きな影響を及ぼす多くの身体的・精神的後遺症を生じるため、病気を“治す”だけでは地域に帰ることができません。
地域の慢性期病院には、まさに『こころとからだ』の両面から患者さんの「生活」を“支える”多彩な病院機能が求められます。それは、QOL(生活・生命・人生の質)の維持・向上を目的としたリハビリテーション・栄養管理・排泄管理・認知症ケア・緩和ケアなどの重要な内容が含まれます。
当院の回復期リハビリテーション病棟は、多くの専門職による良質なチーム医療の実践により、急性期治療後の患者さんをできるだけ早期に在宅復帰させるために注力しています。本病棟のリハビリ対象患者さんの疾患は、高齢者に多い脳卒中や大腿骨骨折だけではなく、精神疾患を有する若年者の墜落多発外傷なども含まれ、まさに年齢を問わず『こころとからだに寄り添う医療』を実践しています。
医療療養病棟は「慢性期重症治療病棟」として、肺炎や尿路感染症、脱水などの軽度~中等度の急性疾患を治療して在宅復帰を目指すとともに、人工呼吸器装着、意識障害などの長期にわたる重度の医学的管理を必要とする患者さんにも対応しています。また入院以外では、特別養護老人ホームへの訪問診療や外来リハビリ、訪問リハビリの役割も担っています。

平成扇病院は『慢性期型地域多機能病院』として、これからも地域の医療をしっかりと支えます。

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